続いて、展示会を通して、ぜひ取り入れてみては良いかもという取り組みについてもご案内します。
お客さんの「要望」を集めているアナログなボード
それは、冒頭の画像にもあった、このボード。
TELL US WHAT YOU WANT TO SEE IN 2026
直訳すると、(次の)2026年では、何が見たいか教えて、ですね。
それに対して、各々が、各々の言葉で、付箋に書いて、貼っているわけです。
展示会自体は、事前予約、発行されるQRコードが必須であったり、
受付も、バーコードだけ。入場も、退場もQRコードだけとかなりデジタルライクな展示会。
でも、ここだけは完全アナログです。
これはファーストペンギンとなる1枚目は緊張しますが、ある程度付箋が張られていると
私も書いて貼る心理的ハードルが下がってしまいましたし、みんなどんなこと書いているのかなと近づいて見入ってしまいました。
私のかどうかはつゆ知らず、もし自分が書いたことが将来反映されていたら「あれ、俺が書いた」って自慢したくなるでしょう笑
どことなく、初詣の絵馬でだったりも近しいですね。
そうすることで、「要望」が多く手に入るわけです。
これは別に展示会でなくても、店舗などでも活用できそうです。
人気の居酒屋に、落書きがたくさんあって、それはそれで1つのデザインになっている店や、
色んなお客さんが自分の名刺を貼っているBARがあったりするのを思い出します
自由ノートがあって、誰宛でもなく、目的もない単なる落書きも1つのノートにまとまっていると、見たくなる。
この「大量の、お客さんが残した跡」というのは、人の興味を引き付けるのかもしれない。
この要望をの集め方、ECでも活用できないか思案してみよう。