皆さん、こんにちは。ジャパンフードカンパニーの南口です。
お歳暮・年末年始商戦は、ほぼすべての食品ECショップにとって、1年で最大の売上月になります。
だからこそ、しっかり準備し、施策をやり切れたショップが結果を手にしています。
私の支援先でも、8月には繁忙期に向けた会議が始まります。
企画・販促計画づくり・ページ制作など、リードタイムから逆算した、夏から始める食品ECの年末準備スケジュールを解説します。
- なぜ「夏」から年末商戦の準備が必要なのか
- 撮影・商品ページ制作を90日前に終えるべき理由
- 夏のうちに固めるべき在庫・製造計画
- アフィリエイト・広告の事前準備のポイント
なぜ「夏」から準備が必要なのか
食品ECにとって年末商戦は、1年で最大の売上を作る期間です。
だからこそ、動き出しの早さが、そのまま結果の差になります。そして最大の繁忙期の結果が、年間売上の結果に直結します。
食品のEC×贈答市場は、10〜12月の3か月間で年間流通額の3割超を占めるとされています(総務省統計局の家計消費データを基にした試算)。
[出典:総務省統計局「家計消費状況調査」より試算]
12月に売上が集中する以上、そこから逆算した準備期間の確保が欠かせません。
私の支援先でも、8月には繁忙期に向けた会議が始まります。
まだ7月・8月だからと後回しにするショップと、この時期から動き出すショップとでは、12月の着地に大きな差が生まれます。
撮影・商品ページ制作を90日前(3ヶ月前)に終えるべき理由
撮影から商品ページ公開までには、想像以上のリードタイムがかかります。
12月の本番から逆算すると、撮影・ページ制作の着手目安は90日前、つまり9月上旬です。遅くとも9月中旬には終えておきましょう。
撮影完了後にページ制作が始まり、公開後にようやくSEO評価が蓄積されていきます。
撮影を2週間早めるだけで公開が1週間早まり、検索評価の伸びに差が出るというのが、繁忙期対策における鉄則の1つです。
年末は連休を挟むため、外注のカメラマンや制作会社のスケジュールも埋まりやすくなります。
GW・年末等の連休を挟む場合は、さらに前倒しでの日程確保が必須です。
夏のうちに固めるべき在庫・製造計画
在庫・製造計画も、夏のうちに固めておくべき項目です。
年末年始は仕入れ自体が止まる期間があるため、余裕を持った発注が欠かせません。
具体的には、以下を夏のうちに済ませておきます。
- 昨年実績をベースにした主力商品の製造・加工発注(発注期限の確認含む)
- 予約販売・早割商品の企画・登録(早めの着手が特典設計にも余裕を生む)
- 包材・保冷剤・外箱など消耗品・資材の在庫チェックと発注計画
特に予約販売・早割商品は、価格帯(3,000円・5,000円・10,000円が必須帯)を意識した品揃え設計が重要です。
アフィリエイト・広告の事前準備で年末の集客力が変わる
アフィリエイトや広告は、年末直前に動いても間に合いません。
特別報酬の設定や広告代理店とのすり合わせは、早期着手がそのまま集客力の差になります。
アフィリエイトの特別報酬は、通常報酬に対して+2〜5%程度が目安とされますが、他社の設定状況と比較した上で決めることが重要です。
インフルエンサーへの依頼も30日前以上が鉄則で、依頼が遅れると投稿タイミングが繁忙期終了後にずれてしまいます。
広告についても、代理店とCPO目標・月別の予算配分を早めにすり合わせておくことで、繁忙期中の増額判断がスムーズになります。夏のうちに「誰と、いくらで、いつから」を決めておくことが、12月の広告効果を左右します。
JFCが見てきた「早く動いた会社」の成果
早期に動いた企業ほど、年末商戦本番でのSEO評価や集客力の面で有利になる傾向があります。
公開の早さがそのまま検索エンジンでの評価蓄積期間の長さに直結するためだと考えています。
JFCは14年間、70社を超える食品メーカー様のEC支援を行ってきました。
その中で一貫して感じるのは、「繁忙期の結果は、繁忙期そのものではなく、その前の数か月でほぼ決まる」ということです。
まとめ
食品ECの年末商戦は、12月に始まるのではなく、夏の準備で結果の大枠が決まります。
撮影・ページ制作は90日前、在庫・製造計画とアフィリエイト・広告の準備も夏のうちに着手することをおすすめします。
何から手をつけるべきか迷う場合は、まず昨年の実績と課題を棚卸しするところから始めてください。
2026年の年末商戦で、しっかりと売上を作りたい、そうお考えの方はJFCにご相談ください。
よくある質問
年末商戦の準備はいつから始めるのが理想ですか?
目標設定や現状把握、撮影計画などは90日前が目安です。12月が本番であれば、9月上旬には着手したい時期にあたります。ただし予約販売・早割商品の企画は、それよりさらに前倒しで進めるショップも少なくありません。
夏の時点で何を一番優先すべきですか?
優先すべきは、昨年実績の棚卸しと、撮影・ページ制作のスケジュール確保です。特に外注のカメラマンや制作会社のスケジュールは早く埋まるため、日程確保を最優先で進めることをおすすめします。
小規模なショップでも早期準備は必要ですか?
必要です。むしろ人手が限られる小規模ショップほど、繁忙期直前に作業が集中すると対応しきれなくなります。早めに準備を進めることで、繁忙期中の対応に余力を残せます。
8月からだと遅すぎませんか?
遅すぎることはありません。90日前の目安が9月上旬であることを考えると、8月はまさに準備を始めるべき時期です。今から着手すれば、多くの項目に間に合います。
食品EC・ネット通販の売上を伸ばしたい方へ
JFCは食品業界専門のECコンサルティング会社です。14年・70社超の支援実績があります。
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著者:南口龍哉(ジャパンフードカンパニー代表取締役)。食品製造業のEC支援に14年間従事し、70社超の支援実績を持つ。
最終更新:2026-07-28